
昭和54年9月2日、南葛西地区に剣道同好の先輩諸氏が
手探りで始められた、当なぎさ剣友会も本年設立30周年を
無事迎えることができました。
これは江戸川区のウォーターフロントである南葛西地域の
皆様のご理解と、
道場として南葛西小学校の体育館を提供
して頂いている小学校及び区の行政、
そして江戸川区剣道
連盟のご支援ご協力の賜物と深く感謝しております。
また30年にわたる会員の皆様の熱意と剣道を志す者の自
覚が大きな事故も無く、
今日まで続けられたものと密かに
誇りとするものであります。
30年の歴史の中で剣歴がある方はもとより、当初ご自分の子供の躾、教育、体育の
一環として入会させた保護者も、そのお子様と一緒になって、竹刀を初めて握ったにも
かかわらず、剣道を始め、修行をし、今では指導者として会の運営に携わられています。
近い将来には少年組に参加し剣道を始め大人になり、その子供たちが親と共に剣道を
楽しむ剣友会となる事でしょう。
剣道はご承知のように日本独自の武道として発展し、明治以降学校剣道にも
取り入れられ、先の太平洋戦争後一時中断した時期もありましたが今では
世界中に同好の人々が増え、3年に一度世界剣道選手権大会が開催されるように
なりましたが、近年日本の子供たちの興味が多岐にわたり、剣道に対する興味が
以前に比べ薄れていることも事実であり、その影響が日本全体では新しく入会する
子供たちの減少となって現れていますが、当なぎさ剣友会では幸いにして減少に
至っておりません。
本年30周年を迎えられた事を契機に、当会が今後長く存続するためには
地域社会の皆様のご理解とご支援が大切であり、会員一同そのために一層
の努力と研鑽を致しますので、ご支援、ご鞭撻をお願い致します。
- 剣道を通じて知己を得、充実した社会生活をする。
- 剣道の歴史的重み、武道及びスポーツとしての理論、技能を学ぶ。
- 子供たちには道場での礼儀、相互の労わり、心遣いを含む基本動作の
徹底的習得を図り習慣化し、正しい剣道を身に付けさせる。